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打倒!保育園言葉

写真は
最近の4歳児つばめ組さんの
植物教室の課題です。

この葉っぱ
何の葉っぱかな?
前にもやったね。



今回はそこから
少し進んで
こんなこと、みんなで考えました。



クロロフィルヒーロー
アントシアニンヒーローと
活性酸素のお話
楽しかったなー。
もっともっと知りたいな♪
という声がお部屋に響きました。




先日4歳児のお部屋にいると
びえーーーっ!という泣き声が
聞こえました。

声の方を見ると
さっき機嫌よく昼食を終えて
「今日ボク、
このテーブルで1番だった!」
と報告をしてくれたAくんです。

どうしたのかと
事情を聞くと
隣に座っているBくんが
微妙な顔をして答えてくれました。

「Aくんは1番じゃないんだ!
1番だったのはCちゃんなんだよ!
自分が1番じゃないのに
1番!って言うのはうそつきだ!」

なるほど
もっともなことを言うね・・・。
じゃあ
同じテーブルの子に
聞いてみるね。

Dちゃん「Aくんが早かったよ!」
Eちゃん「Aくんだったと思う!」

あらら・・
じゃあCちゃんに聞いてみよう

Cちゃん「Aくん。私早くなかった。」

あらららら・・・
みんなAくんが
早かったって言ってるね。
園長先生もAくんが早かったって
思うんだけどな・・・

Bくん「違う!Cちゃんだった!」
(なかなか強情)

どっちが1番でも
当の本人同士は
どっちでもいい感じ。
なので、
まだ泣いてるAくんに聞いてみました。

「Aくんは何で泣いてるの?」

「Bくんが、
ボクが1番じゃないって言って
ボクのこと叩いたから~~~~」
(更にびえ~~~~)

うぬ!叩いた?
何があっても
お友達や
大人の人を叩くのはよくないよ。
何があってもだよ。

と、Bくんに言うと
そこはわかっていて素直に頷いたので
じゃ、Aくんに
言わなきゃいけないことあるね。
と話すと

心ここにあらずのテイで
よそ見しながら小さな声で
「ごめんなさい」と言うので
こりゃいかん
と思った矢先の少し前
それを聞いたAくんが
まだBくんが言い終わってないのに
食い気味に
「いいよ」と言って
ピタリと泣き止んだのです。

だめだーーーーーーーーーー!!!!
こりゃあかーーーーーーーーん!!!
もっとあかーーーーーーーーん!!!

保育園生活の弊害だと思っていることが
まんまと勃発しました。

なんで?
なんで今の今まで
泣いて泣いて赤ちゃんみたいに泣いて
Bくんが悪者だーーって
涙ながらに訴えていたのに
目も合わせず
心のないとりあえずな「ごめんね」を
言うだろうなという空気に
なったからって
「いいよ」なんて言って
泣き止む感じになって
はい、何もありませんでした
っていうのでいいの?

Bくんに少し叩かれて
悲しくてイヤな思いしたんじゃないの?
こんなとこで「いいよ」なんて
すぐに言ったら
園長先生だったら
「もう1回ぐらいだったら
叩いていいよ」に聞こえちゃうよ!!!

叩かれてイヤだったのなら
「もう絶対に叩かないでね!」
って言わなきゃ!
そして、できれば泣く前に
「なんで叩くの!」ぐらいは
ちゃんと言い返すんだよ!!!

なんてつい熱くなってしまいましたが
ほんとに
なんにも考えてなくて
「痛かったの?おーヨシヨシ」
「Bくん悪いね、先生が
やっつけてあげる!ペチペチ」
として欲しかっただけかもしれませんが
4歳児でその状態も
正直頭を抱えます。

「ごめんね」「いいよ」
「かーしーて」「いいよ」

保育園で
多くの子ども達が通る
この言葉のすべてが悪い
とは言いませんが
なんで「ごめんなさい」なのか
なにが「いいよ」なのか
3歳を過ぎたら
考えて言うようにしないと
大人になってから
どこかでツケが
回ってくるんじゃないかな・・と
人の人生、人の課題に
余計なお世話を焼いてしまいます。

全国の保育園で働く保育者の側が
「とりあえずこうしときゃいい」
と思って考えることなく
子ども達と接していないことを
願います。

・・・・・・・・・・・・・・・・

1歳から(あるいは0歳から)
保育園で生活をする
というのを標準とすると
乳児期から就学前の幼少期に
5年(あるいは6年)もの間
一日8時間(あるいはそれ以上)を
他人しかいない集団の中で過ごすのが
子ども達の標準ということになります。

早くから集団生活を始めた子ども達は
1歳の頃から
一日8時間ほどを
独占できるものがなにひとつない中
おもちゃや絵本
保育者の膝や手を
複数の同年代の子ども同士で
取り合って
分け合って過ごすことになります。

消毒をするとは言っても
みんなが舐めたおもちゃを
みんなで使い回します。

その時ぐらいから
誰かが持っているものを
貸してもらう時には
「かして」と言うように教わります。
正確には
ちょっと変なイントネーションで
「かーしーて!」です。

そしてそれを言われた側には
「いいよ」の呪縛。

時折この話を
私はブログに書くのですが

「貸して」に対するレスポンスは
必ずしも「いいよ」
ではありませんよね。

「今私も使ったばっかりだから
ちょっと待ってね」
もありだし
「いやだーーーーー」と
走って逃げても
大いにアリだと思っています。

「いやだ」と言っても
信頼関係が築けていて
認められている気持ちよさを
子ども達には味わって欲しいのですが
保育園では難しいかも
しれませんね。

「いいよ」と言わなきゃ
保てない人間関係は
すぐにほころぶことも
大人の勝手な入れ知恵でしか
ないのだとしたら
歯痒さしかありません。

誰に何をいつ言われても
なんだって貸せる子がいたら
「おりこうさんね♪」と
頭を撫でられ続けるのでしょうか。

色々難しい問題なのかもしれませんが
私は一見おとなしくて
おりこうさん風に見えている子が
お友達に意地を張って
貸せないおもちゃがあったり
座る場所を変わらない場面に出くわすと
心の中でいつも
「がんばれ!」と
エールを送っています。
そして晴れて勝ち取った時に
目が合ったら
無言の笑顔でサムズアップです。

そんな今日の写真は私の大好きな
美しい姿を。

お誕生日会の主役の椅子を
泣いたり
叩いたりしながら
本能のまま取り合っている
1歳児の面々と
ある月から
普通に譲れるようになった
大人な二人。



慌てて
とやかく思わなくても
子ども達はちゃんとわかっていて
円満に解決しています♪
学ぶことばかりです。

園長(求む!バリヤード!)

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Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

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