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この木 何の木

保育園というところにいると
大人の常識が
陳腐に思える瞬間が
本当にたくさんあります。

たとえば
小さい赤ちゃんクラスでのこと。
最初のうち
全然泣いてなかったのに
1週間ほど経った頃の
お昼寝の時間に
この世の終わり泣きが
始まるお子さんがいます。

やっと泣いたね
いっぱい泣いていいよ
と、泣き止むまで背中をさすって
泣き寝入りに付き合っている時などに
この仕事の喜びとか
醍醐味を感じています。

大きいクラスでは
ちょっとした秘め事を
こっそり耳元で囁いてくれる時や



「園長センセのは
いつもタクシーのヤツだから
これ、あげるよ」と
大切にしてる
戦隊モノの写真が入った
カッコいいティッシュを
男前に差し出してくれたりする時に
(気持ちだけもらっても
まだおつりが出ますよ…)

この世の幸せを
独り占めしているような
気持ちになります。
不老不死を
本気で信じそうにさえなります。



それなのに
あゝそれなのに
まだまだ他にもあるのです。

昨日にじ組さんのお部屋に入ったら
たくさんの木に囲まれました。
まるで森の中にいるような
不思議な気持ちになって
しばし貼られた絵を
眺めて歩きながら
込み上げてくるものを感じました。

子ども達は
写真で何枚かの絵を見せてもらって
気に入った木を描くことに
したそうなのですが

きっと先生の話を
聞き漏らすまいと真剣に
必死に聴いて描いたのでしょう。

「木ってさぁ
地面から空に向かって生えてるよね。
だから描く時も
地面の方から空に向かって
力強い木は力強く描いてみて。」

真剣。
無言。
え、、下から、、、。

「自分の思うままに描いたら
それでいいんだよ。
誰かに「なんだ?」と聞かれた時に
ちゃーんと説明できるのなら
どんな風に描いても
それは、上等なんだよ。
そして、それは絵だけじゃないよ。」

と、言われて
今より小さい頃は
泣きべそ顔でその言葉に
頷いていた子も
日を重ねて
自分の思いを伝えられるようになり
みんな「上等チーム」と言われてからは
自分の
自分だけの表現に
自信を持つことが
できるようになったんだなぁと
描いた絵が教えてくれます。

それからは
もはや
誰の真似もしようとしないどころか
人と違う表現で
出てみようとする姿さえ
見る事ができるようになってきました。

クレヨンの重ね塗りも
とっくにマスターしています。

シノゴノ言うのは
やめておきます。

この木が
その木です。






ママ達はどうぞ
我が子が描いた木を
当ててみてくださいね。

今日も子ども達は
どの子も朝より
成長して帰ります。
大事な大事な毎日です。





園長(子ども達には、
ママにクイズ出したから
「あなたのはどれ?」
と聞かれても
すぐ正解教えちゃダメだよと
伝えていますからね(^^)♫)



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にじのとり

Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

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