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実は・・・③

まだ続く
実は・・のシリーズ。

実はにじのとり保育園は
5年の歴史の中で
11月末を最後に変わることがあります。

それはお給食です。

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同じ釜の飯にこだわって
全員で主なアレルゲンを除去したものを
自園で調理をして頂いてきましたが
11月末日を最後に
お給食は外部委託に変わります。

確かに現在のお給食でも
大丈夫なのです。食べるだけなら。
でも大きい子達が増え
栄養的にも
メニューにバリエーションのない
一汁一菜では
事足りなくなってきたのも否めない事実です。

子ども達の人数が
まだまだ少なかった本園だけの5年前。
私が作ることから始まったお給食は
中島センセイから
ひーこセンセイやちずセンセイが作っていた時代

分園ができて
第二期私が作る時代を経て
えりかセンセイからの
今月の樋口センセイまで
多くの作り手の<思い>を込めて
提供してきました。

ありがたいことに
年々お預かりするお子さんの人数が増えてきたことで
アレルゲンが多岐に渡ることや
分園への配達
気候や災害等による材料の調達の難しさ
献立の問題
人員確保の問題に直面する中

昼食の提供における
大切なことの優先順位が
若干変わってくるのは致し方ありませんでした。

そんな中
お給食を提供している会社のご担当者さまと
お話をさせて頂く機会が増え
個人的にとても勉強になりました。

会社という組織が営利目的である以上
担当者さんの言い分はどれもごもっともでした。

80食以上でないと配達しない
幼稚園には配達するけど保育園はしない
調理の委託業務しかしない
アレルギー対応はしない
配達エリア外だからやらない

認可外保育園で、人数を伝えると
鼻先で笑われてお断りもされました。
そんな時はちょっとワクワクしました。

「こちらからも願い下げです」

という言葉を喉の奥でかみしめながら
いかりや長介さんのように
「次いってみよう~♪」と
自分を鼓舞する楽しさも久しぶりに味わいました。

ステキだなぁ・・
是非お願いしたいなぁ・・
と思うお給食の会社さんは
実は大阪にはあまりないというのも
新たな発見でした。

私がお願いしたいと思った会社さんは
実は東京や九州や名古屋の会社さんでした。

超絶ダメ元でそれらの会社さんにも電話をして
どんな食材を使ってどんな風に調理しているのか
HPに偽りなしなのか
電話に出られた方の対応で確かめてみたり
大阪に支社は作られないのかとお聞きしてみたりすると
とても丁寧にお答えくださり
電話を切った後に
保育園のブログをご覧になってくださった担当者さんから

大阪に進出する際には一番に連絡します!
と自筆のお葉書を送って頂いたりして
嬉しい気持ちになる瞬間もありました。

今まで全然知らなかった
給食会社さんへのアプローチからもまた
私は多くの学びと気持ちの交換が行えたことは
本当に大きな収穫でした。

とは言え
早く大阪の会社さんを探さなくてはなりません。

そこでヒットしたのが
今回お願いすることになった会社さんでした。

一度目のお電話をしたら、配達エリア外だと
担当者さんに替わって頂くことも許されず
電話を切られたのですが
大阪ではココを逃したら
私の給食ポリシーに沿うところがない・・というところまで
電話をし尽くしていましたから
一旦引いたと見せかけて
練りましたよ。策を。

電話でお断りをされた数日後に
改めて
メールフォームから
<試食会の申込み>をしてみました。

そうすると翌日の夕方にお電話がありました。

あなたねぇ・・
ひょっとしたら先日も電話してこられたでしょう・・
ダメなんですよ・・
そちらまでの配達はやってないんですよ・・

HPを見てもらったと思いますが
野菜中心の粗食弁当給食というところに
ポリシー持ってやってるんで
弁当だったらなんでもいいと思われてるところには
食べてもらいたくないんですよ・・

・・・というようなことを
社会人的丁寧語を使って
ご説明(お断り)くださいました。

明らかに断られているテイだということぐらい
私にもわかります。
わかりますが、
こだわりのある会社さんが
ここまでお話くださるのはチャンスでしかありません。

・・・あなたのところの
そのポリシーに共感したからこそお願いしている。
・・・正直、ウチの園のポリシーも粗食レベルも負けてない。
・・・だからこそあなたのところでないと納得して
お弁当にチェンジができない。
・・・ダメ元はわかりきっている。
9割方ダメだと思うけれど
まずは試食をさせて頂きたい。

これらを社会人用語でお伝えし
お相手の反応を待ちました。

切り札にする伝家の宝刀は
<当初伝える食数の3倍の数をお願いする>
ということだけです。

いつコレを出すかというタイミング狙いに
話をしながらまたワクワクしている時に
今お話をさせて頂いているお相手が
決定権を持つ社長さんであることを明かされたので
胸を借り切ってお願いをし
試食させて頂けることと
営業のご担当者さんをご紹介してくださることまで
こぎ着けました。

来て頂けたら3歩ほど前進です。
それどころか
去って行く後ろ髪を引っ張ることも可能です。

持ってきてくださった試食は
一口いただいて
HPの通りだとわかりましたので
残されたのは交渉のみです。

私がこの会社さんに決めたのは
野菜中心の献立であることや
天然だしのお味噌汁ということだけでなく

アレルギーへのうるさいほどの
慎重さと丁寧さというところにもありましたから

伝家の宝刀駆使しながら
晴れて首を縦に振って頂くことに
成功しました。

さて、そこまできてようやく
保護者の皆さまからのご理解を頂く段階です。

音楽祭や運動会や手芸だけでなく
保護者の皆さんの得意技や持ち技を
惜しみなく出して頂けるということが
にじのとり保育園の強みのひとつです。

今回のことも、専門部署のママとパパに
先にお話を聞いて頂き
私の心の後ろ盾は整っていました。

もとより
アンケートをお願いした時に
「園長先生が決めたことなら」とか
「やってみてアカンかったらまた別の手を
考えはるのでしょう?なんかウキウキします♪」とか
「営業頑張ってください!応援してます!」とか
「いよいよですね~楽しみです~」
そんな言葉を書いてくださるママやパパが
いらしてくださったり

「はんたい!絶対反対!だって・・」と
正直なママのお気持ちを
ストレートに書いて頂けることが
本当にとても嬉しくて
私の説明にも力が入ってましたよね(今は昔)

改めて自分の役目や責任についても
考えることとなり
どちらのご意見もとても力になりました。


ママ達がどのような思いを伝えてくださるかというのも
ある意味想定の範囲内ですから
思いの丈を私も存分に伝えさせて頂きました。

そういうところが
<同じ釜の飯>という意味合いです。
ただ単に同じ釜で炊いたごはんを食べるということでは
ないのです。

トータル3ヶ月ほどかけて
最も難航すると思っていたお給食の変更は
にじのとり保育園丸ごとが変わるにも関わらず
保護者の皆さまの絶対的なご協力とご理解のもと
スムーズにより良い方向へ
流れたことを嬉しく感じています。

(実は一番お給食の変更でナーバスになって
こだわりを捨てきれず
踏みとどまろうとして苦労して
しなくていい頑張りをしていたのは
恥ずかしながら他ならぬ夏頃の私でした。
私を説得するのが一番骨を折りました。)


お給食に関する
最終的な詰めはギリギリの遅くまで続きました。

結果、
・量は少し多めの3歳児以上が食べる量を全員に
持ってきて頂くこと。
・提示されていたお味噌汁のお代金を
半額にして頂くこと。

で、しっかり話はまとまり
晴れて12月1日から
新しいお給食をいただくことになりました。


<魔法のお給食屋さん>と呼ばせていただきましょう。

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笑顔あふれるお給食の時間。
楽しみにしすぎていたこの二人。


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ミルキーちゃんもサファイアちゃんも
お味噌汁おかわりしました。
これはこれまでの保育園で作っていたお給食にはなかったことです。


お味噌汁はこんな風に運ばれてきます。
温めなくても
まだ温かいお味噌汁でした。

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実はミルキーちゃん
小さいながらお味噌の味がわかり
お味噌を変えるとすぐにわかるとのことで
お味噌を変えられない・・と
折に触れママから
お味噌の差し入れを頂いていたので

お味噌汁のことをミルキーちゃんが
なんて言うのか気になっていたのですが
ひとくちお口に含んで
「このお味噌汁おいしい♪」と
一番におかわりをしました。

エビのケチャップ煮の上に乗っかっているタマネギを
ピーチ姫やサファイアちゃんにあげて3人でにんまり。

「みんな嫌いなものあるもんね~」と
結託したり

なんでもごはんの上に乗っけて
混ぜ混ぜどんぶりで食べようとするビリーくんに
ひーこセンセイからのイエローカードが出されたり


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「ごちそう給食だね♪」と、ロマンティックなアノヒトが言うと
「お子さまランチだね♪」と、嵐くん。

ワイワイルンルン
楽しい魔法のお給食初日が終わりました。

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本日より1週間
今日は今頃保育従事者基礎研修を
受講している樋口センセイも
安心してお勉強されていることと思います。


ということで
にじのとり保育園は
12月1日現在
自園調理を行っておりません。

見えるところは
変わっていきます。
変わらない為に変わる(変える)のです。

次に自園調理をする時は
今よりもっとしっかりした設備で
管理栄養士さんがいて
これまでのお給食担当のセンセイ達のように
心を込めて美味しく調理してくれる調理員さんが作る
お給食の提供という形になると思います。

それまでは
真摯な思いで子ども達のお給食に向き合う
お給食会社さんの胸も肩もお借りして
更に高みを目指していきたいと考えています。


最後の写真は
ひばり組の11月からのお友達。リリィーちゃん。

昨日今日仲間入りしたようには見えない
とびきりの笑顔です。

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お引っ越しに伴う入園ですから
住む家が変わり
通う保育園が変わります。

大人が思うほど
子どもは戸惑わずに
新しい環境にするりと馴染みます。
大丈夫です。

そういえばティガーくんも入園初日
パパやママの心配をよそに
こんな大丈夫な笑顔で
シャボン玉まみれになっていましたよ。

(入園初日からお洋服がパープルシグナス色なのは
偶然という名のご愛嬌)

新入園児さんのパパ、ママ、
そして離れたところに住むおじいちゃまおばあちゃま。
みなさまどうぞご安心ください。

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園長(今朝の夜明けのコーヒーは朝4時のネスカフェ♪at 保育園)
  

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にじのとり

Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

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