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「貸して」と「いいよ」

寒いのか暖かいのか
今日が何曜日なのか
いろんなことがわからないまま
どんどん時間が過ぎていきます。

・・・・・・・

保育士や幼稚園教諭を目指す学校では
多くの専門教科を学びます。

教育原理とか
保育原理、乳幼児心理学や
日本国憲法など
ひとまず教科書を読んで
その歴史や原則を学ぶことは
必要で大切なことです。

学生時代私が一番興味深かったのは
<実習>とその後の報告会でした。
みなまでお伝えするのは控えますが
それはそれは興味深かったものです。

中でも驚きと共に興味があったのは
保育園や幼稚園での
決まり言葉や
暗黙のお約束ごとについてです。

そのひとつに
「貸して」に対する「いいよ」がありました。

私が実習に行った先では
おもちゃを使う時は
今日はブロックと決めたらブロック以外は
出してはいけないというルールがありました。
ブロックで遊ぶ場所も
テープで仕切られた
直径2メートルほどの円の中でと
決まっていました。

また、そこでの子ども達の社会では
「貸して」と言われたら
いかなる場合でも
「いいよ」と言って貸さなければならず
それが当時の私には
ものすごく新鮮で
深い疑問でした。

「貸して」と申し出たのに
「いいよ」と言われなかったら
「貸してって言ったのに
⚪︎⚪︎ちゃんが貸してくれない~~」と言って
泣き出す4歳児にびっくりしましたが
その時の保育士さんの対応が
「貸してって言われたら貸してあげなきゃだめでしょ」
だったことにも新鮮に驚く
まだまだ十代の学生の青い感想です。

当時はそんなことを
実習日誌には書きませんでしたし
直接担当の先生に
質問もしませんでしたが
実習が終わって学校で報告会をした時に
私と同じことに驚いていた学生が
私一人ではなかったことが
唯一の救いでした。

余談ですが、
当時私と同じような感想を抱いた友人は
卒業時に保育の道を選ばず
一般企業に就職を決め
そして私に言いました。

「今の保育園では、
自分は仕事はできないと思う。
でも、
アンタが保育園やるんやったら
私は絶対協力する。
楽しい保育園作ろう♪」

こんな話を
二人で20年以上も語り尽くし
彼女は当時の言葉を額面以上に実現させて

「私はにじのとり保育園の
おもちゃ部やで♪」と
自分自身を茶化しながら
保育園の頑丈なバックボーンとして
いつも側にいてくれます。

そして、会えば今も私達は
あの頃のように
まだまだ実現していないやりたいことを
話し尽くして時間を過ごすのです。
それは、私の大切なひとときです。

たとえ道が違ったり
方法は違っても
思いや志が同じ人とのご縁は
それを腐らせなければ
離れていても
少しずつ太くなっていき
純粋な思いで
やりたいな
なりたいな と、心から願ったことは
限りなく実現に向けて
走り出しているということを
今も体験中なのでした。

いっぱいいっぱいになっている時には
頭がパンパンで
普段はこういうことは
心のずっと奥にしまいこんで
すっかり忘れています。

疲れた時や、
手一杯でアップアップした時には
その手を止めて、全く違う方向を見たり
いつもは会わない人と会う時間を作って
ほんの少しだけ切り替えると

自分自身が作り出した
しんどいことばかりを数え上げて
疲れていた頭の中は
忘れていた感謝でいっぱいになります。

欲しいものは
もう既に持っているということを思い出して
フッと楽になります。


~中略~



話は相当飛びましたが
というわけでにじのとり保育園では

「貸して」に対する答えは
「いいよ」だけじゃなくていいんだということや
「貸して」以外にも
自分を納得させる方法を見つけたり
「嫌だ」と言われた時の対応を
遊びの中で学ばせてあげたいと思うのです。

極力大人が口出しをしないで
自由に遊ぶ時間を多く設けるということが
少なかれその手助けになっていると思っています。

よーく耳を澄ませてみてください。
子どもが本音で
大人が見ていないようなテイで遊んでいる時は
結構いつも仲のいい友達同士でも
辛辣なこと言い合ったり
大人びた小言を言ってる時もあります。

言った言われたで
揉めているケースをあちらこちらで見ますし
1歳児さんでも
誰と手をつなぐだの
誰じゃないと嫌だの言ってます。

でも、
そうやって人は
自力で折り合いをつけていきます。
大人が強引に割り込んで
握手でごめんなさい なんて
まだそんな気分に全然なれないのに
無理やり仲直り風を装おうと
心がキリキリ痛みます。

どんなことを言っても
何もないのに
故意にお友達を傷つけようとして
話しかけるような子はいません。

誰の心の中にもある
白い部分と黒い部分。
そのどちらも否定せずに存在を認めて
幼児期にのびのびと解放させることが
本当に大切だと痛感しています。

喧嘩したからと
大人の頭で無理やり仲直りさせようとしなくても
次の日にはケロっとしています。
この
次の日にはケロっとしている・・ということや
もうそろそろこの辺で・・
などという折り合いを
幼い頃に体で覚えたら
それは一生の宝になって
その子自身を守ります。

どんな子でも
保育園で
褒められっぱなしなんてことはありませんし
叱られっぱなしなんてこともありません。

どんな面も出してくれている姿を見ていると
本当に嬉しくなるのです。

有名な食レポタレントさんの言葉を借りると
子どもは<感情のデパート>です。
笑っているだけが
嬉しい、楽しいの表現の全てではないですから
無理に笑わせようとしなくても大丈夫です。

山盛りケーキを前に、嬉しすぎて
超真顔で喜びを表現していたり



お友達と関わる楽しさを覚えて
必死でチョッカイ出すから
告白しているような真顔になったり




少し大きくなってくると
超真顔で
笑わせようとしてくれたりします。




ふふふ♪♪



さて、とんでもなく
長文になってしまいましたが、
クリスマスです。

浮かれた感じでババババ~ン♪かと思いきや
私が若かった頃ほど
世間はそんなに浮かれてないな・・
というのが率直な感想です。

捉え方はそれぞれでも
子どものいる家庭では
間違いなくパパやママが嬉しい
イブの夜ですね。


園長(よい子達からの報告楽しみです♪)

g
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にじのとり

Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

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