FC2ブログ

【若者の目の輝き】


今日は大阪府立高校の1年生を前に
講演をさせていただきました。

講演と言っても大げさなものではなく
6時間目のHRの時間を使って
将来の進路希望を
おぼろげに『保育』ということで
アウトラインを引いてる子達が
集まって
グループディスカッションをする
というイメージです。

実践的キャリア教育の一環として
将来の保育に携わる職業をめざす為に
必要な知識や資格の理解や
業務における厳しさについて
現場の人から話を聞いて
職業観を育成するという目的のようです。

色々お話をして
みんなにも話をしてもらいましたが

『なぜ保育の仕事がしたいのですか?』という質問に
全員に答えてもらったところ

『子どもが好きだから』
『保育園の時のセンセイがよかったから』
『子どもと遊ぶのが好きだから』
『特に具体的には考えていない』

彼らは
まっすぐな目をして
初めて会う私に
『今』の自分を語ってくれました。

それでいいと思います。
まだまだ将来のことなんて考えられなくても
『今』の自分がちゃんとわかっていて
目をキラキラさせている彼らに
私は大いなる希望を見ました。

それは今保育園にいる
『園長センセー、あのね、』と
一生懸命お話してくれる子達と
同じ目の輝きです。

彼らには胸に抱いた思いを
どうか上手に温めて
保育だけに留まらない
自分のやりたいことを
自分の好きなことを
思う存分味わってもらいたいと思います。


============


よく、私は
『現場の声をください』と言われます。
若干躊躇してしまうのは
かなり本質の大元を突いてしまうので
いつも言葉を選んでいました。

ところが
今日、一緒に時間を過ごした
一人の高校1年の男の子に
『なぜ保育に携わろうと思ったのか?』と聞くと
彼は淡々と

『自分は養護施設で育った。
そこの環境がほんとによくなかった。
だから自分はそこに戻って
仕事をしたいと思った』と答えました。

涙が滲みました。
帰り道もずっとこの言葉が
頭から離れず
駅までの道で涙が止まらない
とんだ泣き虫です。

彼の育った環境への同情とか同調とか
そういうことではなくて
この言葉を彼が今日、この場で
言葉にしたことの嬉しさの方が
近いかもしれません。

彼のこの言葉に勝る『現場の声』は
ないのではないでしょうか。

お役人さん、
よく見てください。
これが巷にあふれる
保育や児童福祉の現状です。

なんとかしなければいけないのは
目先の待機児童なんてものだけでは
ありません。

保育園という箱を作れば解決する問題ではないのです。


==============

今回私に
講演という機会を与えてくださった
吉川先生に心より感謝致します。
ありがとうございました。

私には過ぎたお話と思いながらも
今回このお話を
お引き受けして本当によかったです。
わずかな時間でしたが楽しいひとときでした。

偽りの楽しさの後は虚しさだけが残りますが
喜びを伴う
真実の楽しさの後は
じわじわ、どくどく感謝が溢れてきます。

真実の楽しさを味わうために
私達は生まれてきたのだと思っています。

あとどれぐらいの命なのかは
誰にもわかりませんから
『今日』を『今』を
本当の意味で楽しんでいきたい。
にじのとり保育園が目指しているのは
そういうところです。

前途ある若者に
私のできることは惜しみません。
今後とも
何かとお役立できますよう
職員共々精進して参ります。


園長(夏休みや冬休みには若者に来てもらいましょう)

20131128.jpg
スポンサーサイト



プロフィール

にじのとり

Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
育児
18位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
幼児教育
1位
アクセスランキングを見る>>
最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
ランキング参加中
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR