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ママの涙

保育園で入園希望のママと面談をさせていただいていると
本当に色々なお話をお聞かせいただけます。

面談の際、ママは
たくさんの鎧をつけて私のところにやってきます。
ところがココに面談に来られるママ達の
1/3ほどは面談中に涙を流します。
中には号泣するママもいます。

具体例は挙げずにおきますが
その話を人に言うに至るまでに
一人で流したママの涙を思うと
私も一緒に涙だらだらです。

たとえば子どもの発育のことだけでなく
生まれながらに持つ病気のことなどは
自分の子どもの身に起きた時の
ママの思いはよくわかります。

我が家の長男は
生まれて二日目の検診で
心臓に穴が開いていることがわかり
退院後は更に大きな病院とのお付き合いが
2年ほど続いた後、
順番が回ってきて手術ををし、根治しました。

私がその間に流した涙は
恥ずかしながら
『なんでこの子は病気を持って生まれたんだろう』
『なんで私の子なんだろう』
という自分勝手な涙でした。
でもその涙を来る日も来る日も流してきたから
私は<エゴの山>を超えることができました。

『そうか、そうじゃない』と気付いてからは
<こうでなくては>という
子どもへの、或いは人生そのものへのエゴもなくなり

かわいそうだとか
痛いだろうにとか
無駄に悲観するようなことも
また
自分を責めるようなことも
一切考えずに過ごすことができただけでなく

現代の医学では
ちょっと手術したら治るような病気を持って
私のところに生まれてくれた長男に
頭を下げて流した涙は
きっと嬉し涙だったと思っています。

そんな私の過去の思いと同じような思いを
一人で抱えて
鎧をたくさんつけてやって来るママのことは
だから私は愛おしくして仕方ないので
そこを乗り越えるまでは
一緒に泣くのです。

そして泣いた後の過ごし方を
一緒に考えて
一緒に子育てをしていくお約束をするのです。
それが
にじのとり保育園の<契約書>です。

甘ったれた我欲の塊のようなママには
冷酷極まりないと映っているかもしれませんが
それでいいと思っています。
それも愛です。

毎日それが続くのかと言うと
それはちょっと違いますが
そんな思いで面談をしていると
お一人終わると
昨夜のお酒もお食事も
全部消化して消えるということです。

そこで一日のパワーのほとんどを
使っています。

それが私の仕事です。
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にじのとり

Author:にじのとり
大阪市北区で(株)にじのとりが運営する
にじのとり保育園/ななつぼし保育園の日常と
園長の主観だらけのひとりごとです。

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